
パソコンの動作が遅い、重いと感じた時には、パソコンのメンテナンスを行うことをおすすめします。
メンテナンスを行うことで、ハードディスク内が整理されたり、エラーが修復されたりと、パソコンを最適な利用環境に整えることができます。
しかし、メンテナンスをした方がいのは分かっていても、その手順が分からない方もいるかと思います。
そこで今回は、
初心者でもこの順番通りに実行するれば大丈夫なように、パソコンメンテナンスの手順とやり方をお伝えしていきます。

パソコンメンテナンスの手順
メンテナンスは、以下の順番で行います。
- 電源オプションの設定
- ディスククリーンアップ
- エラーチェック
- ディスクデフラグ
パソコンメンテナンスの実行-共通の注意点
すべてのアプリケーションを閉じてから実行しましょう
メンテナンスを実行するときは、他のアプリケーションを起動することはやめましょう
(メンテナンスを実行しながらインターネットをしたりなど)
電源が切れたり、画面が真っ暗になるスリープ状態にならないように電源設定をしておきましょう
メンテナンス実行中に
パソコンメンテナンス手順①~電源オプションの設定
①「スタートボタン」をクリックします
②「設定」をクリックします

③「システム」をクリックします

④「電源とスリープ」をクリックします
⑤「次の時間が経過後、ディスプレイの電源を切る(電源接続時)」を「なし」にします
⑥「次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする(電源に接続時)を「なし」にします

※全ての作業が終了したら元の設定に戻すか、お好みの時間設定にしましょう。
下記画像のように「▼」部分をクリックすると設定時間を選択することができます。


パソコンメンテナンス手順②~ディスククリーンアップ
ディスククリーンアップのやり方
①「エクスプローラー」をクリックします。

②画面左の「PC」をクリックします。

③Windows(C;)を右クリックします。
※パソコンによって名称が違う場合がありますが、(C;)の方を右クリックしてください

④右クリックするとメニューが表示されるので、「プロパティ」をクリックします。

⑤画面中央あたりの「ディスクのクリーンアップ」をクリックします。

※スキャン中の表示がされますので、少し待ちます。
⑥ディスクをクリーンアップしたいファイルにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
(どのファイルにチェックを入れるかは、次で解説しています)

⑦メッセージが表示されたら、「ファイルの削除」をクリックします。

⑧「このコンピューターにある不要なファイルを整理しています。」というメッセージが消えればクリーンアップ終了です。
時間のかかり方は、お使いのパソコン状況によって違ってきます。
通常は、1か月~数か月くらいの間隔でお掃除をします。
ディスククリーンアップで削除する項目は?
ディスククリーンアップで
「ディスクをクリーンアップしたいファイルにチェックを入れ、「OK」をクリックします」
と言われても、どの項目を削除すればいいのか分からないということはよくあります。
そこで、削除しても大丈夫な項目と、削除しない方がよい項目を説明していきます。
削除 | 削除するファイル | 説明 |
○ | ダウンロードされた プログラムファイル | Webページを閲覧するために自動でダウンロードされるファイルのことです。 |
○ | インターネット一時ファイル | 一度表示したWebページを一時的にパソコンに記憶させたデータのことを、インターネット一時ファイルと言います。二回目以降に同じWebページを表示するときに素早く表示させることができます。 |
○ | システムによって作成された windowsエラー報告 | アプリケーションが正常に動かなくてエラーが出た際に、Microsoftにエラー報告をするために作成されたファイルのことです。 |
○ | DirectXシェダーキャッシュ | 動画やゲームなどを描画したときに、一時的に保存されたファイルのことです。 |
○ | 配信の最適化ファイル | 更新プログラムやアプリケーションなどを、すばやくダウンロードするために保存されたファイルのことです。 |
○ | ダウンロード | ダウンロードフォルダー内のファイルのことです。 |
○ | ごみ箱 | 削除してごみ箱に移動したファイルのことです。 |
○ | 一時ファイル | アプリケーションが作成した一時的なファイルです。 |
○ | 縮小表示 | フォルダーを開いたとき、画像の縮小版をすばやく表示させるためのファイルです。 |
× | 古いファイルの圧縮 | 最近では見かけなくなりましたが、もしもこの項目があった場合は、削除をしない方がいいでしょう。この項目を削除してしまうと、パソコンがかえって重くなってしまう場合があります。 |
ディスククリーンアップの場合、「古いファイルの圧縮」以外は削除をしても大丈夫ということになります。
「古いファイルの圧縮」がない場合はすべて削除でも問題はありません。

パソコンメンテナンス手順③~エラーチェック
①「エクスプローラー」をクリックします。

②画面左の「PC」をクリックします。

③Windows(C;)を右クリックします。
パソコンによって名称が違う場合がありますが、(C;)の方を右クリックしてください。

④右クリックするとメニューが表示されるので、「プロパティ」をクリックします。

⑤「ツール」をクリックし、次に「チェック」をクリックします。

⑥「ドライブのスキャン」をクリックします。
※「このドライブをスキャンする必要はありません」と表示されているので、スキャンを実行せずに「キャンセル」をクリックして終了してもOKです。
※上記以外の画面が表示された場合は、画面の案内に従い、ドライブの修復またはスキャンを行います。
⑦エラーチェックが終るまで、そのままにして待ちます。

⑧「お使いのドライブは正常にスキャンされました」と表示されたら「閉じる」をクリックします。

⑨プロパティ画面で「OK」をクリックして操作を終了します。

時間のかかり方は、お使いのパソコン状況によって違ってきます。

パソコンメンテナンス手順④~ディスクデフラグ
①「エクスプローラー」をクリックします。

②画面左の「PC」をクリックします。

③Windows(C;)を右クリックします。
(パソコンによって名称が違う場合がありますが、(C;)の方を右クリックしてください)

④右クリックするとメニューが表示されるので、「プロパティ」をクリックします。

⑤「ツール」をクリックします。

⑥「最適化」をクリックします。

⑦Windows(C;)を選び、「最適化」をクリックします。
(パソコンによって名称が違う場合がありますが、ここでは(C;)の方をクリックしてください)
あとは、自動で「デフラグ」が開始されます。
⑧途中でやめたい時は「停止」をクリックしましょう。

時間のかかり方は、お使いのパソコン状況によって違ってきます。

おわりに
快適にパソコンを使うには、他の電化製品同様メンテナンスも必要になります。
月1回程度の定期的なメンテナンスをおすすめします。
