
「文字のサイズを大きくしたら行間も広がってしまった」
「フリガナをつけた行だけ行間が広くなってしまう」
「文字は大きくしたいけど行間は広げたくない」
このようなときには、行間を詰める(狭くする)と解決することができます。
文書の見栄えを良くするためには行間の調節も大切です。
そこで今回は、
Word(ワード)で文書作成の時に広がってしまった行間をせまくする3つの方法についてお伝えします。
Wordの行間とは
行間とは
× 行と行の隙間のことではない
○ 行の上辺から次の行の上辺までのこと
行間は、下記図のように行と行の隙間のことだと思われがちです。

しかし実際の行間とは、行の上辺から次の行の上辺までのことをいいます。

行の上辺から次の行の上辺までが「行間」なので、行間を広げれば余白も広がります。

また、文字が大きくなっても余白は広がります。

例として、「行間 1 : フォントサイズ 10.5pt」の文書を

「行間 1 : フォントサイズ14pt 」にしましたとします。

文字を大きくしたので、行間も広がってしまいます。
そこで、広がった行間を狭くしていきます。
下記より、行間を詰める(狭くする)3つの方法をお伝えしていきます。
Wordで行間を詰める 一番簡単な方法
行間を詰める一番簡単な方法、まずはこの方法を試してください!
①行間を狭くしたい範囲を選択します

②「ホームタブ」→「段落グループ」→「段落の設定」をクリックします

③「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線にあわせる」のチェックをはずし、「OK」をクリックします

④行間が狭くなります

Wordで行間をキッチリ詰めたいときは「固定値」で行間を設定
できるだけ隙間なく、キッチリと行間を詰めたいときには「固定値」で設定をしてください。
①行間を狭くしたい範囲を選択します

②「ホームタブ」→「段落グループ」→「段落の設定」をクリックします

③行間「固定値」、間隔「14pt」にし「OK」をクリックします

④行間がキッチリ詰まります

固定値にするときの注意点
固定値に設定するときの間隔は、フォントサイズと同じ数字に設定しましょう。
フォントサイズが12pt → 間隔12pt
フォントサイズが24pt → 間隔24pt
間隔をフォントサイズより小さい数字で設定すると、文字が重なってしまいます。

Wordでふりがなをつけたいときには「最小値」で行間を設定
ふりがな(ルビ)をつけると、ふりがな(ルビ)のスペース分だけ行間が広がってしまいます。
そんな時には、「最小値」で行間の幅を調節してください。
①行間を狭くしたい範囲を選択します

②「ホームタブ」→「段落グループ」→「段落の設定」をクリックします

③行間「最小値」、「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線にあわせる」のチェックをはずし、「OK」をクリックします

④ルビ(ふりがな)のぶんの幅を調整しつつ行間を詰めてくれます

まとめ
広がった行間を狭くする3つの方法についてお伝えしてきました。
- 行間とは
行の上辺から次の行の上辺までのこと - 行間を詰める 一番簡単な方法
「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線にあわせる」のチェックをはずす - 行間をキッチリ詰めたいときは「固定値」で設定
- ルビ(ふりがな)をつけたいときには「最小値」で設定
文書作成で行間を狭くしたいときには参考にしてください。

