【Excel連続データ】エクセルのオートフィル機能で自動入力!大量のときはダイアログボックスを使おう

Excel(エクセル)で入力するときには必須の基本操作!
連続したデータを入力できる「オートフィル」機能の基本的な使い方をお伝えしています。
エクセルでは、数字・日付・曜日などの規則性のある連続したデータを簡単に自動入力することができる「オートフィル」という機能があります。
基本操作には欠かせない便利な機能の一つなので、ぜひ覚えておきましょう。
オートフィル機能とは
エクセルの「オートフィル」機能は、日付や曜日、数値などの規則的なデータを自動入力することができる便利な機能です。
オートフィル機能が使える規則的なデータとは、下記のようなデータのことをいいます。
- 月・曜日・日付・干支などの規則的なデータ
- 数字が含まれた文字列
- 数字
詳しくは以下で解説しています。
月・日付・曜日・干支などの規則的なデータ
「月・曜日・日付・支などの規則的なデータ」の「規則的な」の意味するところについては以下の表を参考にして下さい。
「月」の規則 | 「1月」の次は「2月」。その次は「3月」「4月」「5月」と規則的に決まっている。 |
---|---|
「日付」の規則 | 「1日」の次は「2日」。その次は「3日」「4日」「5日」と規則的に決まっている。 |
「曜日」の規則 | 「月曜日」の次は「火曜日」。その次は「水曜日」「木曜日」「金曜日」と規則的に決まっている。 |
「干支」の規則 | 「子」の次は「丑」。その次は「寅」「卯」「辰」と規則的に決まっている。 |
このように、次に何が来るのかが規則的に決まっているデータのことを「規則的なデータ」といいます。

エクセルの連続データによく使うものでは、「月」や「日付」などが多いので、自動で入力できることを知っておきましょう。
数字が含まれた文字列
「数字が含まれた文字列」とは、以下のようなものをいいます。
- 第1位、第2位、第3位・・・・
- その1、その2、その3・・・・
- 営業1課、営業2課、営業3課・・・・
- 1F、2F、3F、4F・・・・・
などの、「数字+文字」を組み合わせたものが「数字が含まれた文字列」となります。
数字
とても間違えやすいのですが、数字については、実は規則があるようでありません。
「1」の次が「2」という決まりがないからです。「1」の次に何がくるかなんて実は決まってないですよね。
ですが、数字も連続数字として自動で入力することができます。
その方法は、「オートフィル機能を使った連続数字の自動入力方法」で解説しています。
オートフィル機能を使うための大切なポイント
オートフィル機能を使って自動入力するための大切なポイントについて解説します。
オートフィルを使うためには、「フィルハンドル」にマウスをポイントする必要があります!
選択したセルの右下隅に表示される小さな四角形を「フィルハンドル」といいます。


この「フィルハンドル」にマウスをポイントすると、マウスの形が「+」に変化します。
オートフィル機能を使うには、「+」の状態でドラッグをする必要があるので、必ず覚えておきましょう。
オートフィル機能を使った規則的なデータの入力方法
下記のオートフィル機能が使える規則的なデータにつて、オートフィル機能を使った自動入力方法をそれぞれ解説していきます。
・月・曜日・曜日・干支などの、規則的なデータ
・数字が含まれた文字列
月・曜日・日付・干支などの規則的なデータの入力方法
例として、月(1月~12月)の連続データを入力してみます。
①セルに「1月」と入力し、セルの右下にマウスを合わせ、フィルハンドル(+)を、下にドラックします。
②1月~12月の連続データが入力されます。


その他の規則的なデータの入力も、同じ方法になります。


ここは段落ブロックです。文章をここに入行(横)に入力するときは、フィルハンドルを右にドラッグします。


数字が含まれた文字列の入力方法
例として、順位(1位~10位)の連続データを入力してみます。
- セルに「1位」と入力し、セルの右下にマウスを合わせ、フィルハンドル(+)を、下にドラックします。
- 1位~10位の連続データが入力されます。


漢数字ではオートフィル機能が使えない!
「数字+文字」を組み合わせたものが「数字が含まれた文字列」です。
数字は、「一」「二」などの漢数字ではオートフィル機能を使うことができません。
必ず「1」「2」などの数字を入力する必要があります。
オートフィル機能を使った連続数字の自動入力
先にもお伝えしていますが、数字については、実は規則があるようでありません。
ですので、オートフィル機能を使った連続数字の自動入力方法は、規則的なデータの入力方法とは少し異なります。
最初に連続する2つのセルに「1」「2」と入力するのが大切!
規則的なデータや、数字を含む文字列の場合
- ⇒1つのセルに入力するだけでオートフィル機能が使える
数字だけの場合
- ⇒規則性がないので、1つのセルに入力するだけではダメ!
- ⇒規則は自分で作る
- ⇒1、2、3・・・と続けたい場合は、隣接する2つのセルそれぞれに「1」「2」と最初に入力する
- ⇒100、105、110・・・と5増させたい場合は、隣接する2つのセルそれぞれに「100」「105」と最初に入力する
文字だけの説明では分かりにくいので、実際の入力方法を以下で解説していきます。
数字の連続データを列(縦)に入力する方法
例として、1~10の数字の連続データを列(縦)に入力してみます。
- 連続したセルに数字を入力します。(例では、縦に1、2と入力しています)
- 数字を入力した2つのセルを選択します。
- 選択したセルの右下にマウスを合わせ、フィルハンドル(+)を、下にドラッグします。
- 1~10までの縦の連続データが自動入力されます。


数字の連続データを行(横)に入力する方法
例として、1~10の数字の連続データを行(横)に入力してみます。
- 連続したセルに数字を入力します。(例では、横に1、2と入力しています)
- 数字を入力した2つのセルを選択します。
- 選択したセルの右下にマウスを合わせ、フィルハンドル(+)を、右にドラッグします。
- 1~10までの横の連続データが自動入力されます。


数字の連続データを5飛ばしで列(縦)に入力する方法
例として、100~150の字の連続データを5飛ばしで列(縦)に入力してみます。
- 連続したセルに5増させた数字を入力します。(例では、縦に100、105と入力しています)
- 数字を入力した2つのセルを選択します。
- 選択したセルの右下にマウスを合わせ、フィルハンドル(+)を、下にドラッグします。
- 100から5ずつ増えた数字の連続データが自動入力されます。


連続データが大量のときはダイアログボックスがおすすめ!
連続データが500とか1000とか大量のときは、フィルハンドルのドラッグでは途中で手が離れてしまったりして大変な作業なってしまいます。
そんなときは、ダイアログボックスを使うと便利です!
例として、1~500の連続データを列(縦)に設定してみます。
➀「ホーム」タブ→「フィル」→「連続データの作成」の順にクリックすると、連続データのダイアログボックスが表示されます。


②1~500まで1ずつ増える連続データを自動入力するので、「列」「加算」にチェックをし、増分値に「1」と入力(1ずつ増やすため)し、停止値に「500」と入力します(500まで入力するため)。最後に「OK」をクリックします。


③最初に入力した位置から、設定した500まで自動入力されます。


まとめ
Excel(エクセル)で入力するときには必須の基本操作である、連続したデータを入力できる「オートフィル」機能の基本的な使い方をお伝えしてきました。
- オートフィル機能とは
- オートフィル機能を使うための大切なポイント
- オートフィル機能を使った規則的なデータの入力方法
- オートフィル機能を使った連続数字の自動入力
- 連続データが大量のときはダイアログボックスがおすすめ!
エクセルの基本操作なので、ぜひマスターしてください!




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