
エクセルで氏名と電話番号程度の縦長の表を作成し、そのまま印刷をするとかなりの余白ができてしまいます。
残念なことに、エクセルには段組の機能がありません。
印刷の機能を使って段組にすることもできますが、思い描いたような見栄えの良い表として、1枚の用紙に収めることができなかったりします。
そんなときには思い切ってワードを活用することも一つの手段!
ワードの活用で、簡単に、しかもきれいに見栄えの良い表を作ることができます。
今回は、
エクセルで作成した縦長の表を、1枚の用紙に見栄え良く印刷する簡単な方法をお伝えしていきます。
エクセルで作成した縦長の表
エクセルで、下記のように「連番」「氏名」「電話番号」だけの3列の縦長の表を作成しました。

連番は200番まであり、このまま普通に印刷をすると、下記のような状態で4ページ印刷されます。

無理やり画像として隣に貼り付けることもできますが、今回はワードに貼り付ける方法で、下記のような3段組の状態にして印刷をします。

エクセルの縦長表3つの選択方法
エクセルで作成した縦長の表をワードに貼り付けるために、まずは表を選択する必要があります。
ここでは、3通りの選択方法をご紹介します。
①シート全体を選択
シートに表以外何も入力していない場合は、シート全体を選択してもOK!
矢印部分をクリックすることで、シート全体を選択することができます。

シートの色がグレーに変われば、シート全体が選択をされていることになります。

②ショートカットキーで選択
キーボードの【Ctrl】+【A】を同時に押して、シート全体を選択することができます。

シートの色がグレーに変われば、シート全体が選択をされていることになります。

③セルを範囲選択
セルを範囲選択します。
ここでは、セル「A1」~「C203」までを範囲選択しています。

エクセルの縦長表をワードに貼り付ける手順
縦長表を選択し、ワードに貼り付けます。
手順としては、
- ワードを起動し、ワードのページ設定をしておく
- エクセルの縦長表をコピーする
- ワードに縦長表を貼り付ける
この順番で操作をしていきます。
操作をするときに、エクセルとワードを画面上に並べて表示させると、操作がらくになります!

①ワードのページ設定をする
①ワードで白紙の文書を開き、「レイアウト」タブをクリックします。

②「余白」→「狭い」の順にクリックします。

③「段組み」→「3段」の順にクリックします。

以上でワードのページ設定は完了です。
②エクセルの縦長表をコピーする
縦長表を選択し、「コピー」をクリックします。

コピーされているときは、緑の枠線がチラチラと表示されています。

③ワードに貼り付ける
先ほどページ設定をしたワードを開き、「貼り付け」をクリックします。

3列に貼り付きます。

以上で操作は終了です。
エクセルのように最後にページ設定をすることがないので簡単ですよね!
ワードに貼り付けた表を編集するには
ワードに貼り付けたあと、下記図のように、文字列の長さの違いでセルが広がってしまうこともあります。

そんな時は、文字のサイズを少し小さくしてしまうと一発で解決することができます。
①表の中にカーソルを表示させ、左上の十字の矢印ボタンをクリックします。

十字の矢印ボタンが表示されないときは!
表にカーソルを表示させると表ツールタブが表示されます。

※パソコン環境によっては「表ツール」と表示されません↓

表ツールの「レイアウト」タブをクリックし、「選択」→「表の選択」をクリックすると表全体を選択することができます。

②表全体が選択されます。

③「ホーム」タブの、「フォントサイズの縮小」をクリックして文字サイズを小さくします。

④文字サイズを小さくしたことで、バランスの良い表になります。

⑤印刷プレビューで確認するとこの通り!

まとめ
エクセルで作成した縦長の表を、1枚の用紙に見栄え良く印刷する簡単な方法をお伝えしてきました。
これは実際に、パソコン初心者の方に「どうにかならないか」と相談された内容です。
いろいろ試した結果この方法が一番納得のいくで出来になったとう意見をもらえたので、今回この方法を紹介してみました。
参考までに。