
パソコンやスマホでインターネットを利用していると、「アカウントを登録してください」という言葉をよく見ますよね。
アカウントを作成することにはちゃんと意味がありますが、そもそもアカウントが何か分からなくて困ってしまうパソコン初心者の方って意外に多くいます。
そこで今回は、
アカウントの意味と、ID と パスワードの違いについてを、初心者さんにも分かるように解説していきます。
- アカウントの意味とアカウントが必要な理由
- 「ID」と「パスワード」の違い
- 初心者に理解してほしい【アカウント】=【ID+パスワード】
- よく利用する4つのインターネットサービスでアカウントを求められたときに何を入力するか
アカウントとは
「アカウント」とは、インターネット上のサービスを受ける権利のことです
インターネット上のサービスを受ける権利
例えば、インターネットサービスの一つであるAmazonで買い物をするとしましょう。
Amazonで買い物をする権利 = インターネット上でサービスを受ける権利
ということになります。
ここではAmazonを例にしていますが、インターネット上で受けることができるサービスは他にもたくさんあります。
これらのインターネットサービスを使うには「インターネット上のサービスを受ける権利(アカウント)」を作成する必要があります。
アカウントの意味
アカウントを作成するということは、会員証を作成するようなものです。
例えば、DVDをレンタルするために、用紙に名前や電話番号などの個人情報を記入して事前に会員登録をしたことはないですか?
それと同じで、
Amazonで買い物をするために「アカウントを作成する」
Amazonで買い物をするために「会員証を作成する」
つまり、
「アカウントを作成する」=「会員証を作成する」という意味になります。
アカウントが必要な理由
アカウントを作らないといけない理由は、個人情報が必要だからです。
インターネットで買い物をするときには、家まで配送してもらうために
- ●氏名
- ●住所
- ●電話番号
- ●メールアドレス
などの、個人情報を入力しないと買い物ができません。
これらの情報を買い物をするたびに入力するのは面倒ですよね。
そのため、アカウントを事前に作成しておく必要があります。
「ID」と「パスワード」の違い
インターネット上の個人情報を守るために必要なのが、「ID」と「パスワード」です
アカウントを作成するということは、個人情報をインターネット上に保存しておくことになります。
ここで一つ心配なことが起こってきますよね。
個人情報をインターネット上に保存して大丈夫なのでしょうか?
そこでインターネット上の個人情報を守るために必要なのが、「ID」と「パスワード」ということになります。
IDとは
「ID」とは、他人と識別するために必要なもの
「ID」は他人と識別するためのものなので、あとから変更することは不可能です。
(ユーザー名とかユーザーIDという呼び方をするwebサービスもあります)
インターネットの世界では、
「ID」=「住所」や「名前」
という役割になります。
パスワードとは
「パスワード」とは、鍵や暗証番号のような役割をするもの
現実の世界でも鍵や暗証番号が変更することができるように、「パスワード」は忘れてしまっても変更をすることが可能です。
インターネットの世界では、
「パスワード」=「鍵」や「暗証番号」
という役割になります。
パスワードを設定するときには注意が必要!
入力のときに気付いている方も多いと思いますが、「ID」は誰にでも見えるように表示されていますが、「パスワード」は非表示なことが一般的です。
それは、「パスワード」は自分だけの「大切な鍵」だからです。
例えば、家の鍵をなくしたり盗まれたりしたら不法侵入されてしまうかもしれませんよね。
それと同じで、「ID」が誰かに知られてしまっても、「パスワード」が知られていなければ誰かに情報が見られてしまうようなことはありません。
なので、「パスワード」の設定と管理には十分気をつけましょう!
●「パスワード」を設定するときは注意が必要
”使いまわしをしない” ”誕生日など推測されやすいものは避ける”
”単純な組み合わせをしない”
など、暗証番号を決める時と同じ注意が必要です。
●「ID」が誰かに知られてしまっても、「パスワード」が知られていなければ誰かに情報が見られてしまうようなことはない
「パスワード」は鍵や暗証番号のような役割をするので、管理には十分に気をつけましょう。
「ID」と「パスワード」の違い
現実の世界にも、家にはそれぞれ住所があり、そして家に入るための鍵がありますよね。

●「ID」=「同じものは存在しないので変更不可」
●「パスワード」=「万が一忘れてしまっても変更可能」
という違いがあります。
自分だけの名前や住所(ID)と、自分だけの鍵(パスワード)を作ることで、自分の身(個人情報)を守ることができます!
初心者に理解してほしい【アカウント】=【ID+パスワード】
初心者の方で勘違いをしている方が多いのですが、
「アカウント」と「ID」と「パスワード」の3つではありません。
【アカウント】=【ID+パスワード】
となり、「ID」と「パスワード」の2つをセットにして「アカウント」ということになります。
しつこいようですが、間違えやすいことなので理解してほしいと思います。
アカウントとは、
- ID
- パスワード
この2つのことを「アカウント」といいます。
4つのよく利用するインターネットサービスのアカウント
下記は、よく利用するインターネットサービスでアカウントを求められたときに何を入力するかを表にしたものです。
サービス名 | アカウント | |
ID | パスワード | |
Amazon | メールアドレス (任意のメールアドレス) | パスワード |
楽天市場 | メールアドレス (任意のメールアドレス) | パスワード |
Yahoo! | メールアドレス@の前 〈●●●●〉部分 (●●●●@yahoo.co.jp) | パスワード または 確認コード |
メールアドレス (●●●●@yahoo.co.jp) | ||
携帯電話番号 | ||
Gメールアドレス (●●●●@gmail.co.) | パスワード |
最近は、「Googleアカウント」や「Yahoo!アカウント」があれば新しくアカウントを作成する必要がないインターネットサービスも多くなってきています。
例えば「Youtube(ユーチューブ)」なども、Googleのアカウントで利用することができます。
自分のアカウントは必ず分かるようにしておきましょう!
まとめとポイント
ここまで解説してきたポイントを簡単にまとめてみました。
- インターメット上のサービスのことをWebサービスという
(例)インターネットで買い物をする = インターネット上のサービス - 「アカウント」とは、インターネット上のサービスを受ける権利のこと
(例)Amazonで買い物をする権利 = インターネット上でサービスを受ける権利 - 「アカウント」がないとインターネットでサービスが受けられない
- 「アカウント」を作らないといけない理由は個人情報が必要だから
- インターネットで買い物をするときには【氏名、住所、電話番号、メールアドレス】などの個人情報を入力しないと買い物ができない。なぜなら、商品を配送してもらうから
- インターネット上の個人情報を守るために必要なのが、「ID」と「パスワード」
パソコン用語って、ちょっと難しい感じがしますよね。
目に見えないものだからこそ、なんだか理解しずらいのも納得です。
ようは、CDやDVDをレンタルする際の会員証と同じ役割だと思ってください。
お店で会員証を作っていると思えば、何となくでも分かりやすいのではないでしょうか。
Googleアカウント | Googleっていうお店で会員証を作っているようなもの |
dアカウント | ドコモっていうお店で会員証を作っているようなもの |
インターネット上にもたくさんのお店があるので、それぞれに会員登録が必要になってくるというわけです。