
自宅でインターネットをするとき、大抵は「モデム」と「ルーター」2台の機器でインターネットをつないでいます。
しかし、そもそも「モデム」が何か分からないとか、「ルーター」が何か分からないというような方は多くいます。
そこで今回は、
【モデム】【ルーター】【Wi-Fi】についてお伝えしていきます。
「モデム」とは
2台の機器のうちのどちらがモデムか?
電話回線、または壁に直接つながっている方の機器がモデムです。
大抵は、下記図のような形状になっていて、ランプがたくさん点灯しています。
なぜなら、モデムがないとインターネットに接続できないから!
ADSLなどの電話回線とパソコンでは、データ信号が異なります。
ADSLなどの電話回線がアナログ信号で、パソコンがデジタル信号です。
例えると、日本語と英語くらい違います。
異なる信号を送っているので、このままでは両方を通信させることができません。
そこで「モデム」です。
モデムは、アナログ信号をデジタルに、デジタル信号をアナログに変換する役割をしてくれます。
日本語と英語で会話ができるように通訳をする役割、それが「モデム」です。
ただ、光回線の場合は違ってきます。
光回線はモデムを使わず、代わりにONU(光回線終端装置)というものを使います。
とはいえ、役割はモデムと変わりません。
光回線は、光信号です。その光信号と電気信号を変換する役割をするのが「ONU」という機器となるわけです。
「モデム」や「ONU」は、インターネットをするための、通訳の役割をする機器ということになります。
そんなインターネットをするのに欠かせないモデムではありますが、弱点があります。
それは、端末を1台だけしか、インターネットに接続できないことです。

そんなモデムの弱点を補うためには、「ルーター」が必要になります。

「ルーター」とは
「ルーター」は、複数のパソコンをインターネットに接続することができる機器です。
モデムが1台しかインターネットに接続できないのに対して、ルーターは複数の端子が差せるように穴が何個かあいています。
その穴にLANケーブルを差して、インターネットに接続したい機器に線をつなげば、 3台でも4台でもインターネットに接続することができます。
しかし、複数台のパソコン全てに線を差してインターネットに接続すると、線だらけになてしまいますよね。
そんな線だらけのルーターの弱点を克服してくれるのが、「無線LANルーター」です!
「Wi-Fi」とは
Wi-Fiとは、線なしで使える「ルーター」ということになります。
特殊な電波をとばして、家の中のどこにいてもインターネットに接続してくれる優れものです。
しかも複数台の機器にインターネットを接続してくれます。

パソコンだけじゃなく、スマートフォンもインターネットに接続することができます。
無線LANルーターを使えば、通信制限を気にせずスマホでインターネットを活用できます。

最近よく聞く「置くだけWi-Fi」ってなに?
最近目に付いたり、聞いたりしないでしょうか?
「置くだけWi-Fi」
回線工事なしで、コンセントにつなぐだけ!
何台もの機器に無線でインターネットに接続できちゃいます。
そして、無線につなぎたい機器にパスワードを設定してあげれば、すぐに使えるようになります。
ただ、場所によっては繋がりにくかったりしますし、通信速度が遅かったりもします。
それでも、とても簡単なので、工事や設定が面倒な方にはオススメだと思います!

まとめ
「モデム」と「ルーター」の違い、何となく分かっていただけたでしょうか?
- 「モデム」通信回線とパソコンをつなぐための通訳的存在。これがないとインターネットに接続できません。そして、1台しかインターネットに接続できません。
- 「ルーター」複数の機器をインターネットに接続するために必要な機器。有線で複数の機器をインターネットに接続できます。
- 「無線LANルーター」特殊な電波をとばし、複数の機器を線なしでインターネットに接続します。家の中のどこにいてもインターネットできます。また、パソコンだけじゃなく、スマートフォンにも活用できます。
モデムは、基本的に契約をした通信会社から借りられます。
ルーターも借りることができますが、ルーターに関しては家電量販店などで購入してしまった方がレンタル料金より安いので、お得だと思います。
ルーターは通信速度もそうですが、家の広さで選ぶのが基本です。

