
転職・就職に有利なパソコンの資格で初心者におすすめなのは、やはりワード・エクセルの資格取得です。
なかでも一番のおすすめは、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)です。
はじめての挑戦にはたくさんの不安はつきものです。
そこで今回は、
MOS資格試験の試験内容と難易度、資格を取得するための勉強方法をお伝えします。
- そもそもMOS資格検定とは
「MOS資格検定の受験内容と受験料について」 - MOS資格は独学でも取得可能かにについて
「出題範囲や難易度、勉強方法について」 - MOS資格を独学で取得するためのおすすめ対策テキスト
「MOSワード・MOSエクセル」
そもそもMOS資格検定とは
MOS資格検定とは
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは、ワード・エクセルなどのオフィスソフトの利用スキルを証明する資格試験です。
パソコン資格試験はたくさんありますが、世界シェアNo1のマイクロソフト社が資格認定する、最も認知度が高い世界に通用するPCの資格試験です。
MOSの資格を持っているということは、ワード・エクセルなどOffice製品を基本的に使えるということの証明になるため、就職や転職に有利になる資格のひとつといえます。
資格取得試験は、Word(ワード)・Excel(エクセル)・PowerPoint(パワーポイント)でそれぞれ別々に行います。
また、ワードとエクセルには、スペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2レベルが用意されています。
MOS資格検定の受験内容
大まかな説明は下記になります。
- MOSの試験に筆記試験はありません
- パソコン操作での実技試験のみです
- 試験時間は50分です
- 年齢・国籍等関係なく、どなたでも受験することができます
- 合格点は、70点以上です
- 合否は試験終了後にすぐに分かります
- 合格の証明書については後日郵送で送られてきます
マイクロソフトオフィス製品はバージョンごとに新しい機能が追加・改良されるため、各バージョンごとに試験を受ける必要があります。
例えば、ワードの試験を受ける場合、「Word(ワード)2016」か「Word(ワード)2019」かなど、どのバージョンで試験を受けるのか選ぶ必要があります。
ま
た、バージョンごとに試験内容も若干違っています。
資格のバージョンアップ・更新制度はありません。
新しいバージョンの資格を取得したい場合は、あらためて新しいバージョンの科目を受験する必要があります。
例えば、Word(ワード)2007の資格を取得しているが、現在ではもう古くて通用しないかもしれないと思ったら、新たにWord(ワード)2016や2019の受験をする必要があります。
MOS資格検定の受験料
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の受験料は下記の通りです。
一般価格 | 10,780円(税込) |
---|---|
学生価格 | 8,580円(税込) |
価格は、1科目の価格なので、Word(ワード)とExcel(エクセル)の2科目を受験する場合は、上記価格の2倍の受験料になります。
また、学生価格に該当する学生とは下記になります。
- 小学校
- 中学校
- 高等学校
- 短期大学
- 大学
- 大学院
- 高等専門学校
- 専修学校
- 専門学校
MOS資格は初心者が独学で取得可能?

結論から言うと、
独自に勉強しても合格することは可能です!
MOS検定のスペシャリストは一般レベルといわれ、基本的なパソコン操作ができる方なら誰でも挑戦できるレベルといわれています。
一般レベルといわれると、このように勘違いしてしまう方もいますが、実際に試験を受けた感想と初心者の方の場合とを比較すると、そんなに簡単な一般レベルとはいえないのが現実ではあります。
つまり、ワード・エクセルともに普段実務で多少使用していて、ワード・エクセルの知識がある場合に限り独自に勉強をしても合格することが可能になります。
MOS資格検定の出題範囲
MOS資格検定の大まかな出題範囲は以下になります。
●Word(ワード)
など他にも使う機能はありますが、上記のような内容を、MOSでは一般的な操作レベルといいます。 |
●Excel(エクセル)
など他にも使う機能はありますが、上記のような内容を、MOSでは一般的な操作レベルといいます。 |
この出題範囲を知ったときに、MOSの一般レベルとは、仮に「初級・中級・上級」と区分した場合、「中級」レベルなんだなと感じました。
MOS資格検定の難易度
以下、3つのタイプに分けて、難易度を表現してみました。
1-普段実務でオフィスソフトをよく使用している方の場合
|
2-普段実務で多少使用している方や、ワード・エクセルの知識がある方の場合
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3-インターネットは利用しているけど、ワード・エクセルはほとんど使わないというような初心者の場合
|
あくまでも個人的ではありますが、実際にパソコン初心者の方とかかわってみての感想になります。
また、普段実務でよくオフィスソフトを使われている方であっても、試験に向けての勉強は必要です。

MOS資格を独学で取得するための勉強方法
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の勉強方法には、対策教材を購入して独自に学習する方法と、パソコンスクール等で学習する方法があります。
ここで経験談になりますが、わたし自身も独自の学習で資格取得をしています。
わたしの場合は、Word と Excel ともに普段実務で多少使用していて、ワード・エクセルの知識は少しあった状態でしたので、対策テキストを購入して独自に勉強をしました。
対策テキストは、FOM出版の模擬試験が収録されているものを購入し、模擬試験を繰り返し実施するという勉強方法を行いました。
模擬試験は実際の試験同様で時間制限がありますが、時間内に終わらなかったり、間違えたところは後から見直すこともできるようになっています。
模擬試験で間違えたところはテキストの解答でやり方を学習し、次の模擬試験では正解できるようにしていきました。
テキストは丁寧に解説がされているので、とても見やすかったです。
70点以上が合格なので、どの模擬テストでも90点以上になるまで繰り返し模擬テストを実施しました。
その結果、実際の試験では時間内にスムーズに問題を解くことができました。
単純かもしれませんが、
- 独自にテキストを購入
- 同じ問題の模擬テストを何度も繰り返し実施
- 間違えたところは必ず復習
- 模擬テストで90点以上とれるようにする
これを守ってMOSスペシャリスト資格を取得することができました。
「気になる資格がみつかるサイト・資格Hacks」で記事を紹介していただきました^^
独学のためのおすすめ対策テキスト
ここでは、対策教材を購入して独自に学習するための対策テキストをご紹介していきます。
MOS試験の勉強をするなら、個人的には”FOM出版”の対策テキストがおすすめです。
このテキストなら、MOS試験の内容を1冊ですべてカバーでき、模擬試験も収録されています。
特にこの模擬試験を繰り返し実践することが一番のおすすめです!
模擬試験を繰り返し実践して、常に合格点に達するようになれば、確実にMOS試験合格を目指すことができます。
このテキストでは、練習問題+機能の説明+操作手順という3ステップでしっかり実力を身に付けられます。また、インターネットから無料でダウンロードができる、模擬テスト体験版を実践することができます。
これから学習して資格取得を目指すなら、できるだけ新しいバージョンで資格取得をした方がいいと思います。
ですが、独自に自分のパソコンで勉強をするには、自分のパソコンのオフィスのバージョンで学習する必要があるので、教材を購入する際にはオフィスのバージョンに注意をしてください。
MOS Word(ワード)テキスト
MOS Excel(エクセル)テキスト
まとめと体験談
試験内容と難易度、MOS資格を取得するための勉強方法をお伝えしてきました。
- そもそもMOS資格検定とは
「MOS資格検定の受験内容と受験料について」 - MOS資格は独学でも取得可能かにについて
「出題範囲や難易度、勉強方法について」 - MOS資格を独学で取得するためのおすすめ対策テキスト
「MOSワード・MOSエクセル」
全くのパソコン初心者の方では、ちょっと難しい教材本ではあります。
ですが、普段オフィスの操作をしているような方なら、教材本で勉強をしてしっかり実力をつければ、MOS試験合格を目指すことが可能です。
以前、わたしが試験を受けた先のパソコン教室講師の方に、「FOM出版の本を勉強したくらいでは難しい」と言われてしまったこともありました。
確実に合格できるようにと言ってくれたのかもしれませんが、そう言われると自信がなくなってしまうんですよね。
しかしそんなことはありませんでした。
実際にわたしはFOM出版の教材テキストだけで合格することができました。
就職・転職のために、また自分自身のスキルアップのために、ぜひ資格取得を目指してみてください。

